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2019.05.29

三台目・ミニフォルテ・ブラザーズ(組立て編)

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 【業務連絡】

5月31(金)の12時(正午)より2019年7月~9月期の木工教室の予約受付が始まります。

その他の教室では今日現在、NHK日曜日(午前)クラスに空席があります。

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昨日は、朝から残忍で身勝手な事件のニュースで1日が始まった。
犠牲になられた方々に心からご冥福をお祈り申し上げます。

大阪は、1中雨が降っていて、機械場に籠って仕事をしていると、蒸し暑くて想像以上に体力を消耗し、夕方には中途半端に絞った雑巾の様にクタクタになってしまった。
今からこんな調子では、果たしてこの先の湿湿蒸し蒸し鬱陶しい梅雨~茹だる様な夏を乗り切れるのだろうか?
あぁ、、、早く秋にならんかなぁ。
 

今日は、いよいよミニフォルテの組立てに入って行こうと思う。
 

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上の画像は、既に送りローラーを組付けて、綺麗にしておいたラベルやプレートを元の位置に貼ってある。

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 ガランガランと音を立てていたのは、本来この場所に2本のネジで取り付けられているダストカバーのネジが、1本無くなっていて、しかももう1本のネジも緩んでいた為である。
そして、ネジが無くなっていた方のネジ穴は、たぶん無理やりネジを捻じ込んだようで、ネジ山が潰れて新しいネジが入らなかった。

なので、タップで修復。ねじねじねじねじねじねじねじねじねじ、、、

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モーターのボディ内部にまで木屑が入り込んでいたので、思いのほか掃除に時間がかかってしまった。
そして、綺麗になったモーターを組付ける。

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モーターのプーリーと刃軸にドライブベルトを張って、減速機を組付ける。
この時、送りローラーのスプロケットにチェーンを掛けるのだが、これが慣れないうちは難しくてちょっとしたコツがいる。
この作業は、1号機と2号機も含めてもう20回くらいこなしているので楽勝だけど。

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全てのパーツを組付けて試運転。

簡単に書いたけど、ドライブベルトの張り具合、カッターヘッドの高さ調整、替え刃の取り付け(3枚刃の微調整)、送りローラーの調整をきっちりとやっておかないと、ミニフォルテの本領が発揮できない事は言うまでもない。

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画像では判り難いが、厚さ0,5mmまで削ることが出来たので合格。
その後、慣らし運転を兼ねて約30分連続運転×5回程度したが、不具合も無く調子良く可動している。

もちろん現在も使用中。

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after

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before 

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after

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3台目・ミニフォルテ・ブラザーズ ‼

ついでに10年前に中古で購入した1号機は、刃軸のベアリングから異音が出ていたので新品に交換。

8年前に中古で購入した2号機は、過去に大きな故障をした形跡はあるけど、主要部分は丁寧に修理・交換してあったので悪いところが全くなく絶好調。

ちなみに、製造番号で見ると、1号機は最終型。2号機は中期型。3号機は初期型。

細かいところを見ると、ボディーの鋳型の形状以外にモーターのプーリーの大きさ、昇降シャフトの蓋、木っ端返しの形状が違っていたりする。

このミニフォルテ・ブラザーズは、3台とも入手後に自身がバラシて整備しているのだけど、それぞれの使われていた環境や手入れの具合が部品から見て取れるのが興味深い。例えば1号機はミニフォルテを複数台所有している大きな木工所で不特定多数の従業員に使われ、時には荒っぽい扱いを受け、アルミダイカストの昇降ハンドルは折れて別のハンドルが付けられている。やがて、送りローラーが破損し、調子の悪くなった1号機は使われなくなり湿気の多い倉庫の片隅で何年も放置されていた。(想像話し)

2号機は個人営業の小さな木工所で大事に使われていたのだが、ある日、生き節の入った国産ヒノキの板を削る際、誤って切り込み量を多く取ってしまい、それによって欠けた大きめの硬い生き節が刃軸と木っ端返しの間に挟まったか?或いは、硬くて短い角材を通した際に、送りローラーの調整が狂っていて、角材が横向きになってしまい刃軸と木っ端返しの間に挟まってカッターヘッドが破損し、その衝撃で刃軸や送りローラーも破損。しかし、小さな木工所には代替え機が無い。困った経営者は早急に信頼できる機械屋に修理を出した。破損したカッターヘッドはアルゴンかプラズマ溶接で欠損した部分を肉盛り整形し、刃軸のベアリングと送りローラーを新品に交換。モーター自体もややくたびれていたので、そこに在庫であった同サイズのモーターを入れ替えた。ようやくミニフォルテは修理から戻ってきたのだが、、、残念なことに年老いた木工所の経営者は体調を崩してしまい、廃業せざるを得なくなってしまったのだ。

数日後、お爺さんは、昇降盤や角鑿盤、自動鉋盤など大型の木工機械を中古機械屋に引き取ってもらうことにした。だけど、ミニフォルテだけは残しておきたかった。数年後、家業を継がなかった長男が、物置で養生シートに包まれた小型の木工機械を見つけた。処分に困った長男は知人に相談し、ヤフオクに出品することを決めたのだが、、、いったいお幾ら万円で出品すれば良いものだろう? この話し、いつまで続くねん!

まだまだこの想像話は続きそうなので、この辺で止めておくが、、、

3号機は、大体1号機と2号機を足したような感じ。
ちなみに3号機は近々手放す予定。

是にて、3台目・ミニフォルテ・ブラザーズ物語は終了。

本日の1曲。

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2019.05.27

三台目・ミニフォルテ・ブラザーズ(再生編)

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今朝は快晴だったけど、午後から曇天。

さぁ、今週も頑張って行こう! 
って、思っていたけど、3時ごろから急に睡魔に襲われて6時半まで熟睡してしまった。
で、何でか?夢の中でトランプ大統領とメラニアさんにトランプのマジックを披露してたなぁ。
もちろん小学生レベルのインチキ手品で呆れられてたけど。

あぁ、、、もう日が暮れてしまったなぁ。
明日から頑張ることにしようと思う。

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前回の『分解編』の最後に書いた「材木を食べてくれない原因の送りローラー」は、幸いなことに割れや欠損が無かったので、ゴムローラーの表面を旋盤で削って再利用することにした。

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上の画像は、加工後のゴムローラー
入り口側のゴムローラー(下)に少しデコボコが残っているけど、このくらいなら許容範囲内だと思うので、直径27,5mmで旋盤終了。
(ちなみに新品のゴムローラーの直径は30mm。)
今回は、組み立ての時に入り口側のローラーと出口側のローラーを入れ替えようと思っているので、たぶん?ちゃんと材木を食ってくれると思う。

高価なゴムローラーが再利用できそうなので、約2万8千円の節約。

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ゴムローラーのシャフト、スプロケット、軸受けの錆び取りが済んだの図。

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そして、問題の刃軸。

『ギュオーン』って鳴っていたのは、この刃軸の両端にあるベアリングの使用限度が超えてスムーズに回転しなくなっていたからである。
特にモーターからの動力を受ける側(画像の右側)の劣化が酷い。

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バラシて新品のベアリングに交換。

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外装パーツの手直しと掃除をして、再塗装。

元色のライトグリーンは、何か古めかしい感じ(古いけどな)なので、ライトベージュに塗った。
本当は、12年くらい前に買ったアサヒペンの「ウィニーグリーン」と言う塗料が余っていたので、新しく買うのが勿体なかったらしい。

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今回、カッターヘッドは外す必要が無かったので、付けたまま本体も塗装。

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本体の塗装が乾いたので、ロゴもキレイに化粧直ししておく。

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ホームセンターで、ステンレスの薄板を買ってきて、あるモノを製作。

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 何を作っていたのかと言うと、削り取ったカンナ屑が送りローラーに飛び散らないようにする為の薄いステンレス製の部品。右端が本機に付いてあったモノで、使い物にならないくらい破損していたのである。

真ん中が今回作り直したモノなのだけど、DIY用の加工し易い磨きの掛かったフェライト系のSUS430で作ったので、ちょっと垢抜けしないところが残念。
強度的には必要にして十分な上、まったく見えないところに取り付ける部品なので、これでも良いのだが、本当はマルテンサイト系の硬いステンレスが欲しかった。

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塗装の硬化待ちの間にアルミのプレートの汚れ落とし。

ピカールでいきなりゴシゴシすると、プリントが剥げてしまいそうなモノは、歯磨き粉で優しく拭き拭き。

さて、下ごしらえは終わった。次回は、いよいよ組立てに入る。

本日の1曲。

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2019.05.26

三台目・ミニフォルテ・ブラザーズ(分解編)

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今日は、昨日のブログでチラっと書いた「機械の再生修理」の話し。
昨年の末に書いた記事の中に出てきた【ミニフォルテ】と言う古~い機械。

『自動一面カンナ盤 ミニフォルテFX120』は、1989年に愛知の飯田工業が生産を開始した機械で、0,5mmの厚さにまで木材を削ってしまえる優れもの。そして、30年経った今、残念ながらもう生産は終了しているのだが、未だに人気のある機械で中古機械屋で整備された物?は10万円~15万円ほどで取引されている。ヤフオクでもポンコツは4万円台~程度の良いもので12万円くらいで出品・落札されているのだ。
ただ、困ったことに専用の使い捨ての替え刃も生産が終了しているので、定価6000円ほどの替え刃が、ヤフオクで2~3倍の値段で売買されているのが現状。(純正品と同等の替え刃をリプロダクション生産してくれる刃物屋さんはあるらしい。)ウチは、14回交換できるだけの替え刃のストックがあるので、機械に取り付けてある分を含めても重大なアクシデントが無い限りこの先20年は、替え刃には困らない。と言うか、あと20年もこの仕事ができるのか?

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ミニフォルテのカタログには、3色のバリエーションがあるみたいだけど、ほとんどベージュしか見た記憶がない。1度だけライトグリーンをヤフオクでみたけど、個人的にはスカイブルーが好きかも。

今回譲り受けたミニフォルテは、少なく見積もっても四半世紀以上前に製造された初期型で、かなり酷使されており、使われなくなって20年ものあいだ、倉庫の片隅で埃とカビにまみれたまま放置されていたのである。

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見た目は、ハッキリ言って汚いポンコツだ。

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恐る恐る電源を入れてみた、、、

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キュッって鳴ったあと、ジャランジャラン、ガランガラン、ギュオーンってなんだか賑やかな音がする。

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もちろん材木を削ってみようと思って刃口に入れてみたけど、、、
うぇっ!って吐き出されて、それでも無理やり突っ込んだけど飲み込んでくれない。
まぁ、起き抜けに食えんわな。拷問やな。

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まずは、分解である。
分解って、なんで楽しいんやろ。

減速機の蓋が中々外れなかったり、、、

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送りローラーのスプロケットを連動させるチェーンのテンショナーがグラグラしていたので外そうと思ったらプラスネジの頭が潰れていて回せなかったり、、、

ジャランジャランの原因はコレかなぁ?

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この部分は、既に手が入っていた形跡があり、純正のワッシャではなく急ごしらえの在りもののワッシャ3段重ね。
ちょっと強引な荒っぽい修理がそこかしこ。
潰れたネジの頭は、金ノコで溝を切ってマイナスドライバーではずした。

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とりあえず、バラシた。

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材木を食べてくれない原因は、コレ。
入り口側の送りローラーが劣化してガタボコ。
この部品は、10年前に別のミニフォルテを修理したときに新品を購入したのだけど、当時で1本1万2800円+税もしていたので今回は、、、、う~ん

次回に続けよ!

本日の1曲。

 

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2019.05.24

ひと段落

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5月でこの暑さはキツイかも知れない。
この週末がちょっと憂鬱だ。
それにしても4月~5月の何と忙しかったこと、、、
機械の故障 → 修理 → 野暮用 → 週末は木工教室 →
別の機械の再生修理 → 香道具製作 → 週末は木工教室 →
他の仕事 → 機械の再生修理 → 週末は木工教室 →
また別の機械のメンテナンス → 香道具製作 → 週末は木工教室 →
香道具製作 → 4日前にやっと香道具の納品が出来た。
こんな感じで、漸く鉄と木と油と埃まみれの生活から解放されて少しホッとしているのだ。

今回、香道具を製作している間、ずっとYouTubeを自動再生でランダムで聴いていたのだけど、、、
PCから流れてきた『君はロックを聴かない』という曲がツボにはまってしまった。
なので、5月の myマンスリー・アーティストは【あいみょん】
まさか、あいみょんを聴き倒すとは思わんかったなぁ~
『貴方解剖純愛歌~死ね~』って、えげつなく画期的な歌詞やなぁ。

 
さぁ、ひと段落ついたところで、ちょっとのんびりとしたい気もするけど、、、
だけど、ボーっと生きてんじゃねくて、アレやって、コレやってって動いてるほうが何となく幸せな気がする。
本日の1曲。

 

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